ニュース

　市民団体「脱原発法制定全国ネットワーク」（東京）のメンバー有志は２日、参院山口補選（１１日告示）に民主党推薦の無所属で立候補する元衆院議員、平岡秀夫氏（５９）を応援する「脱原発市民の会」を結成した、と発表した。

　呼び掛け人の５人が東京都内で記者会見。原発訴訟に長年取り組んできた河合弘之弁護士は「中国電力上関原発建設計画を含め、脱原発を最大の争点にしたい」と強調した。

　同会はホームページなどで支援を呼び掛けるほか、集会の開催などを検討する。賛同人は３５人（２日現在）で、昨年の知事選と衆院選で落選した飯田哲也氏も名を連ねる。

　ネットワークはノーベル賞作家の大江健三郎さん、宇都宮健児前日弁連会長たちが代表世話人を務める。

　同補選には平岡氏と自民党公認の江島潔氏（５６）、共産党公認の藤井直子氏（６０）、政治団体「幸福実現党」公認の河井美和子氏（５０）、無所属の佐々木信夫氏（７４）の新人５人が立候補を表明している。

（２０１３年４月３日朝刊掲載）