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原爆資料館 お盆の長い列 帰省客や外国人 最長1時間待ちも

 4月に本館をリニューアルオープンし、初めてのお盆を迎えた原爆資料館(広島市中区)で、入館者が大幅に増えている。帰省中の家族連れや国内外からの観光客が連日、長い列を作り、13日は入場まで最長1時間待ちとなった。

 混雑がピークを迎えた午前11時ごろには行列が日よけテントの外に延びた。入館を待つ人は携帯型扇風機の風を顔に当てたり、日傘を差したりして暑さをしのいだ。資料館は10~18日、お盆の期間としては初めて閉館時間を1時間繰り下げ、午後8時としている。

 オーストラリアからの観光客で、入館まで約40分待ったプリターシャ・クマールさん(31)は「屋外で待つのは大変だった。予約ができればありがたい」と注文。さいたま市から訪れ、広島市在住の大学時代の友人と列に並んでいた会社員飯塚みなみさん(23)は「リニューアルされたので、並んででも見学したい」と汗を拭っていた。(宮野史康)

(2019年8月14日朝刊掲載)

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