×

ニュース

福島の新聞 閲覧できます 広島県内3図書館 震災避難者に情報提供

 広島県立図書館(広島市中区)など県内の3図書館で3日から、福島県の地方紙2紙が読めるようになった。東日本大震災の避難者に地元の情報を届けようと福島県が発送。来年3月末まで続ける。

 いずれも福島市に本社がある福島民報と福島民友。県立図書館のほか、広島市立中央図書館(同)と福山市中央図書館で閲覧できる。週2回、数日分がまとめて届く。

 福島県は震災直後から、県内の避難所などに2紙を届けている。避難者が全国に広がるのに伴って送付先も拡大。本年度は福島以外の46都道府県の公共施設に送る。広島県内へは昨年10月、広島市社会福祉センター(中区)への郵送を始めた。センターには引き続き送る。

 広島県によると、福島県から広島県内への避難者は1日現在、303人。県立図書館の福田みどり調査情報課長は「地元の情報をリアルタイムに知る手段として活用してほしい」と話している。(新本恭子)

(2013年4月4日朝刊掲載)

年別アーカイブ