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被災地宮城の子と交流 府中中央小 ティーボール楽しむ

 東日本大震災で被災した宮城県気仙沼市の小学5年から中学1年の40人が3日、広島県府中町の広島青少年文化センターで府中中央小の5、6年40人とティーボールで交流した。

 被災地の子どもに春休みを楽しんでもらおうと、広島、山口両県内や気仙沼市、韓国のロータリークラブが支援した2泊3日の広島旅行の一環。

 一行はセンターで広島風お好み焼きを食べた後、府中の児童と混成チームをつくり、4コートに分かれて対戦。ボールを追って人工芝を走り回った。

 津波で自宅が流されたという中1の藤村啓世(たかせ)君(12)は「初めての広島で友達が少しずつできた」と喜び、訪問団長で気仙沼南ロータリークラブ理事の小山清之さん(62)は「仮設住宅暮らしや心の傷がまだ癒えない子も行事を楽しんでいる」と話していた。

 一行は、宮島でもみじまんじゅうづくりを体験したり、マツダスタジアムで野球観戦したりもする。(田中伸武)

(2013年4月4日朝刊掲載)

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