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被爆75年の事業 ユニタール提案 総代表、広島市長訪問

 国連訓練調査研究所(ユニタール)のニキル・セス総代表が26日、広島市役所を訪ね、松井一実市長と面会した。ユニタール広島事務所(中区)の活動への支援に感謝し、被爆75年の2020年に向けて、さらに連携を深めていくことを確認した。

 広島事務所は03年に開設し、紛争後の復興や平和をテーマに、アフガニスタンや南スーダンなどから研修生を受け入れている。セス氏は「市の支援なしにこれまでの成果はなかった」と感謝。広島での活動をさらに充実させたいとした。

 また、20年は被爆75年に加え、国連発足75年、東京五輪・パラリンピックの開催年でもあるとし、広島での特別イベントの開催を提案。松井市長は「新しい発想をいただいた。庁内で議論したい」とした。

 セス氏は28~30日に横浜市で開かれるアフリカ開発会議(TICAD)のため来日し、広島訪問は3回目。この日は広島県庁も訪れた。27日はリニューアルした原爆資料館(中区)を見学する。

(2019年8月27日朝刊掲載)

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