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ジュノー博士の軌跡たどる 広島で15日上映

 原爆投下後の広島で被爆者の治療に尽力したスイス人医師、マルセル・ジュノー博士(1904~61年)の軌跡をたどるドキュメンタリー映画「ジュノー博士、第三の戦士」の上映会が9月15日、広島市中区の原爆資料館メモリアルホールである。在日スイス大使館などの主催。

 赤十字国際委員会(ICRC、本部スイス)の駐日首席代表だったジュノー博士は15トンの医薬品を広島に届け、自ら治療に当たった。映画は博士の足跡に迫るとともに、2017年アフリカのコンゴ民主共和国に舞台を移し、人道的支援に取り組むICRC派遣団のクリスティン・チポラ首席代表に焦点を当てる。現代に受け継がれる博士の博愛精神を描く。スイスの国営テレビ局が制作した。

 上映会は午後2時半から。ロマン・ゲラ監督のあいさつや、10歳の時に被爆した青木賢さん(84)=広島市安佐北区=の講話もある。事前申し込み不要で無料。在日スイス大使館文化・広報部☎03(5449)8436。

(2019年8月31日朝刊掲載)

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