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「核兵器廃絶まで開く」 山口 ヒロシマデー180人参列

 山口市の県原爆被爆者支援センターゆだ苑は6日、同市江良の原爆死没者之碑の前で追悼・平和式典を開いた。近くで被爆者の遺骨発掘作業が始まった「山口のヒロシマデー」に合わせて毎年開き45回目。被爆者や遺族たち約180人が核兵器廃絶を誓った。

 式典では被爆者4人の遺骨と10人の名前を追加した死没者名簿を納骨堂に納めた後、参列者が順番に碑に花を手向けた。

 2歳の時に被爆し、がんの闘病を続ける下松市原爆被害者の会の金近衛会長(76)があいさつに立ち「核兵器禁止条約の批准は被爆者の悲願。生きている限り世界平和に力を注ぐ」と訴えた。ゆだ苑の岩本晋理事長(76)は「核兵器廃絶が実現するまで式典を開き続ける」と語った。(原未緒)

(2019年9月7日朝刊掲載)

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