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高校生平和大使 2人を公募 派遣委・広島

 広島県内の平和団体や市民団体でつくる高校生平和大使派遣委員会・広島は、国連訪問などを通じて核兵器廃絶の訴えを届ける本年度の平和大使2人を公募する。

 対象は県内の高校生で、6月から来年8月まで務める。ことし8月18~23日、スイスのジュネーブにある国連欧州本部へ派遣。渡航費や滞在費は全額、委員会が負担する。任期中、平和学習や街頭署名にも取り組む。

 平和大使の派遣はインドやパキスタンの核実験を受け、長崎市の市民団体が1998年に始めた。いまでは広島を含む12都道県に同様の組織があり、それぞれ平和大使を公募。活動は共にしており、本年度は全国で計約20人が選ばれるという。

 応募締め切りは今月30日。5月26日、中区のアステールプラザで作文と面接による選考会がある。小早川健代表は「語学力は問わない。被爆地の思いを広める熱意に満ちた生徒を選びたい」と話す。小早川代表Tel090(9060)6162。

(2013年4月9日朝刊掲載)

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