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イージス視察 ハワイへ 来月にも 山口知事が調整

 地上配備型ミサイル迎撃システム「イージス・アショア」の陸上自衛隊むつみ演習場(萩市)への配備計画を巡り、山口県の村岡嗣政知事が10月にも米ハワイの実験施設を視察する方向で調整している。村岡知事は配備への是非を明らかにしておらず、受け入れの判断材料にするとみられる。

 関係者によると、視察を検討しているのはハワイ州・カウアイ島にある米軍の実験施設。実際にミサイルを発射する迎撃試験を実施している。2017年12月に同システム導入を決定後、歴代の防衛相が視察し性能や周辺地域への影響などを確認していた。

 地上イージス配備を巡っては、是非を留保している萩市の藤道健二市長も米軍が配備・運用するルーマニアへの視察を検討中。一方、隣接する同県阿武町の花田憲彦町長は反対を表明している。(和多正憲)

(2019年9月13日朝刊掲載)

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