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枯れ葉剤被害者に車椅子 下松のNPO ベトナムで寄贈

 ベトナムの医療支援などに取り組む下松市のNPO法人「国際ボランティアIMAYA」が8月に同国を訪れ、ベトナム戦争の枯れ葉剤による後遺症などで体が不自由になった人たちに車椅子を贈った。国井益雄市長を訪れ、現地での活動を報告した。

 岩本功理事長たち一行は17日から8日間の日程でフエやハノイを訪ねた。フエにある知的障害者支援施設では5~66歳の男女に車椅子を10台寄贈した。2003年に始まり、寄贈台数は今回で累計401台となった。フエ医科薬科大の学生へ奨学金も贈った。

 今回の訪問は来年の東京五輪で下松市がベトナムバドミントン女子チームの事前合宿地に決まったPR活動も兼ねた。現地の放送局を訪れ下松市を紹介した。「息の長い支援にしたい」と岩本理事長。国井市長は「友好的なつながりを大切にしたい」と活動に感謝した。(山本真帆)

(2019年9月13日朝刊掲載)

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