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福島復興 ロックで支援 来月の広島公演 実行委がPR

 東日本大震災や福島第1原発事故で被災した福島県の復興を支援する音楽イベント「風とロックLIVE福島CARAVAN日本」の実行委員会が9日、広島市役所に松井一実市長を訪ねた。委員長のクリエーター箭内(やない)道彦さん(49)たちが、5月6日に中区のアステールプラザである広島公演(中国新聞社など主催)をPRした。

 福島県郡山市出身でロックバンド「猪苗代湖ズ」のギタリストとしても活躍する箭内さんは「原爆被害から復興した広島で、福島のメッセージを発する意味は大きい」と強調した。松井市長は「フクシマとヒロシマが思いを共有する場は重要だ」と激励した。

 広島公演には「怒髪天」や「THE BACK HORN」など八つのグループ、個人が出演。2011年9月に福島県で6日間連続で開催したライブの様子をまとめた映画の上映、福島の現状などを話し合うトークショーもある。収益は全額、福島県内に野外音楽堂を建設するプロジェクトに寄付する。

 映画とトークショーは午前11時半、コンサートは午後3時に開演。チケットは映画とトークショー1800円、コンサート5千円。セット6500円。企画運営のHIGHERSELFTel082(545)0082。(山本乃輔)

(2013年4月10日朝刊掲載)

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