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岩国基地滑走路 時間外運用なし 着艦資格訓練終了

 中国四国防衛局は19日、米軍岩国基地(岩国市)の空母艦載機パイロットの着艦資格取得訓練(CQ)が18日に終わったと岩国市と山口県に伝えた。4日間の期間中、基地滑走路の運用時間(午前6時半~午後11時)外の離着陸は確認されなかった。

 CQは洋上の空母への離着艦を繰り返す訓練。岩国基地を拠点に15日から九州沖で行われた。艦載機約60機が昨年3月に岩国への移転を完了してから3回目。

 市と県の調べでは、期間中で最も遅い運用は17日午後10時54分のジェット機の着陸だったが、市が市内5カ所に置く測定器で同時間帯の航空機騒音(70デシベル以上で5秒以上継続)の計測はなかった。4日間の騒音測定回数は計310回で市への苦情は計88件だった。

 艦載機の移転後初だったCQは昨年5月30日~6月3日に行われ、ジェット機8機が時間外に着陸。今年5月23~27日の2回目は時間外にジェット機計20機が離着陸し、うち6機は離陸だった。

(2019年9月20日朝刊掲載)

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