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保有5ヵ国に核廃絶訴え 原水協が手紙発送

 日本原水協は10日、米国、ロシアなど核兵器を保有する5カ国の首脳に核兵器廃絶を迫る「手紙」を送った、と発表した。スイス・ジュネーブで22日から始まるNPT再検討会議の第2回準備委員会に向けた取り組み。

 送付先は米ロのほか、中国、英国、フランス。手紙では、2010年のNPT再検討会議で決意した「核兵器のない世界」の実現に向け、国連安全保障理事会常任理事国でもある5カ国の責任を強調。北朝鮮やイランの核開発問題も踏まえ、「核抑止力の放棄が国際紛争の回避に欠かせない」と指摘している。

 手紙はこの日までに、各国の在日大使館に届けた。国連の潘基文(バンキムン)事務総長にも同じ内容の文書を電子メールで送った。

(2013年4月11日朝刊掲載)

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