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核禁条約 全ての国批准を 被爆者ら、東京で署名募る

 国連が定める「核兵器の全面的廃絶のための国際デー」の26日、広島、長崎の被爆者たちが東京都新宿区の新宿駅前で、全ての国に核兵器禁止条約への署名、批准を求める「ヒバクシャ国際署名」を集めた。

 首都圏在住の被爆者や、広島県出身の被爆2世の国会議員たち約70人が参加。「核兵器ゼロ」などと書いたたすきを掛け、通行人たちに「署名をよろしくお願いします」と呼び掛けた。

 駅前の一角で、東京都の被爆者団体である東友会の家島昌志代表理事(77)が演説。3歳の時に広島市東区の自宅で被爆した体験を語り「被爆国が核兵器禁止条約の発効をリードするべきだ」と日本政府に求めた。

 東友会と東京原水協の共催。国連が2013年に核廃絶の国際デーを定めた後、毎年この日に街頭活動している。(河野揚)

(2019年9月27日朝刊掲載)

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