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旧中島地区遺構 市民向け見学会 29日、解説は3回

 広島市は29日、平和記念公園(中区)地下に残る旧中島地区の被爆遺構の発掘現場で、市民向けの見学会を開く。これまでに、住居や表通りの「旧天神町筋」とみられる遺構を確認しており、原爆が奪った被爆前の住民の暮らしの痕跡に触れてもらう。

 市は、5~7月の調査で畳や床材が焼けた痕跡などを見つけた後、8~9月に範囲を東側に広げて追加調査を実施。住居の全体像や、旧天神町筋との境目などを調べていた。

 見学会は正午~午後2時(入場は1時45分まで)。正午、午後0時半、1時からの計3回、市の委託を受け調査している市文化財団の職員による解説がある。事前申し込みは不要で、無料。雨天の場合は、遺構保護のため写真のみの展示となる。市平和推進課☎082(242)7831。

(2019年9月27日朝刊掲載)

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