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東日本支援 つづる 命の大切さ 書に込めて 詩人の瀬川さん

 東日本大震災の被災地の復興を支援している詩人の瀬川映太さん(30)=神戸市=が13日、広島県府中町のイオンモール広島府中で書の個展と被災地の写真展を開いた。14日まで。

 瀬川さんは自身を「伝動詩人えいた」と呼ぶ。大胆な筆遣いで色紙に記された書は「独りじゃない」「自分を信じて」など命と出会いの大切さを訴える約50点。来訪者と対面して即興詩をつくるパフォーマンスも人気を集めた。

 写真は約150点で、瀬川さんが所属する市民団体ユナイテッド・アース(神戸市)が宮城県南三陸町で撮影した被災風景や支援活動を紹介している。

 瀬川さんは「復興はまだまだ。被災地に思いをはせてほしい」と話す。個展の作品売り上げは自身と団体の活動資金に充てる。(田中伸武)

(2013年4月14日朝刊掲載)

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