×

ニュース

文化で平和 ラスト舞台 2日中区で「ピーズ」 音楽やダンス

 文化を通じて平和を伝えるイベント「ピーズフェスタ」が2日午後1~4時、広島市中区のアリスガーデンである。市青少年センター(中区)で音楽やダンスに励む若者たちが活動を披露する場。運営の世代交代を促すため、10回目の今回で幕を下ろす。

 「文化なくして平和なし」を合言葉に2010年から年1回開催。イベント名の「ピーズ」は平和(ピース)、人(パーソン)、パフォーマンスといったイベントの理念を示す英単語の頭文字「P」の複数形の意味を込めて名付けた。

 市民有志でつくる実行委員会が運営を担ってきた。実行委には当初、20代以下を含めて15人ほどいたが、今は30~50代の7人。若い世代が新たな活動を育ててほしいと、10回の節目で区切りをつけることにした。

 2日は10個人・グループがダンスやギターの弾き語り、漫才などを披露。インスタントカメラで来場者を撮影し、10年後の自分に向けたメッセージを添えてもらうコーナーもある。写真は10年後に再び展示する予定。いずれも無料。

 初回からの実行委メンバー、杉山宏一委員長(49)は「多くの人に支えられたフェスタの10年の歩みを見てほしい」と来場を呼び掛けている。(小林可奈) (2019年11月2日朝刊掲載)

年別アーカイブ