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[法王 被爆地へ]24日平和公園 立ち入り制限 広島市

 広島市は5日、ローマ法王フランシスコの広島訪問に備え、24日午後1時から平和記念公園(中区)への関係者以外の立ち入りを制限すると発表した。公園内にある原爆資料館など4施設も、併せて開館時間を変更する。

 立ち入り制限の対象は、平和大通りより北側のデルタ地帯で、同公園のうち原爆ドームのあるエリアは含まない見通し。時間は午後1時から法王が公園を退出するまでで、公園内にある原爆資料館、広島国際会議場、市観光案内所、国立広島原爆死没者追悼平和祈念館の4施設も午後1時で閉館する。

 このうち資料館は法王退出後の午後8~10時、国際会議場は同7時40分~9時に臨時開館する。閉館についての周知期間が短い上、修学旅行や外国人観光客など日程変更が難しい来館者が多いことにも配慮した。法王の予定が遅れるなどして再開が遅くなった場合も、両施設とも最終的な閉館時間は変更しない。

 市市民活動推進課は「公園一帯の詳細な規制範囲については詰めの協議をしている。市民や旅行者には申し訳ないが、重要な国家元首の訪問でやむを得ない。理解をお願いしたい」としている。

(2019年11月6日朝刊掲載)

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