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岩国の2団体 国の対応批判 市役所を訪問

 米海兵隊岩国基地の戦闘機部隊で手放し操縦や飛行中の読書などの規則違反が横行していた問題を受け、市民団体「異議あり!『基地との共存』市民行動実行委員会」などは6日、米軍報告書に記載された違反行為の詳細を明らかにしなかった国の対応を批判した。

 実行委の岡村寛実行委員長たちが市役所を訪れ、市の山中法光基地政策担当部長と面会。「国にあらためて報告書の詳細な説明を求めるべきだ」と訴えた。米軍サイトから報告書を入手しながら違反行為を把握できなかった市も非難した。

 市民団体「瀬戸内海の静かな環境を守る住民ネットワーク」の桑原清共同代表たちも市役所を訪問。報告書が挙げた部隊内の薬物乱用を特に問題視し「国は事実を隠したのではないかと思わざるを得ない。市はもっと追及すべきだ」と迫った。山中担当部長は「米軍が管理体制などをどう改善したのか確認したい」などと応じた。

(2019年11月7日朝刊掲載)

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