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[法王 被爆地へ] 薬品販売に警戒 県警がテロ対策 薬局などへ呼び掛け

 24日のローマ法王フランシスコの広島訪問を前に、テロ対策を担う県警は爆発物の原料となり得る薬品を扱う県内の薬局などを回り、不審者が来た際は通報するよう呼び掛けている。

 6日は、県警外事課と広島東署の担当者2人が広島市東区戸坂千足の「仙境堂薬局戸坂店」を訪問。平田智加子店長(59)に「本人確認や用途の確認を徹底し、不審に思ったら通報をお願いします」と伝え、注意点をまとめたチラシも手渡した。県警によると、県内にはテロなどで爆発物の原料とされた硫酸や塩酸など指定11品目を扱う薬局やホームセンターなどが計1376店舗ある。

 県警はホテルやインターネットカフェも巡回している。外事課の鏡田昭浩次席は「テロ防止は警察の力だけでは不十分。民間の協力も得て当日に備えたい」と話している。(今井裕希)

(2019年11月7日朝刊掲載)

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