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シュモー氏建設 住宅などを解説 16日追悼平和祈念館

 米国人平和活動家の故フロイド・シュモー氏が、原爆で家を失った人たちのために「広島の家」を建て始めて今年で70年となるのを記念し、原爆資料館(広島市中区)は16日午後2時、国立広島原爆死没者追悼平和祈念館で講演会を開く。

 資料館の小山亮学芸員が、シュモー氏が最初に手掛けた「皆実平和住宅」などについて解説する。同館は付属施設「シュモーハウス」(中区)で初公開を含む写真や建築図面を並べた企画展を12月8日まで開いており、展示に盛り込めなかった資料やエピソードも紹介する。

 市民団体「シュモーに学ぶ会」の西村宏子代表は、米国などでの資料調査の成果を報告。絵本「シュモーおじさん」を手掛けた絵本造形作家の戸川幸一郎さんも、特別ゲストとして参加する。入場無料。事前申し込みは不要で、先着50人。同館学芸課☎082(241)4004。

(2019年11月16日朝刊掲載)

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