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独外相 慰霊碑に献花 広島 原爆資料館を見学

 ドイツのハイコ・マース外相(53)が22日、広島市中区の平和記念公園を訪れ、原爆慰霊碑に花を手向け、原爆資料館を見学した。

 資料館では加藤秀一副館長から説明を受けながら、米軍の原爆投下による広島の街の壊滅を伝えるCGや、被爆死した子どもの遺品などの展示を見学した。芳名録にはドイツ語で「このような苦しみが二度と繰り返されぬよう私たちは共通の責任を負っている。核兵器のない平和な世界を願って」と記した。被爆者と懇談後、中区の広島女学院高で高校生とも交流した。

 マース外相は名古屋市である20カ国・地域(G20)外相会合と軍縮・不拡散イニシアチブ(NPDI)外相会合に出席するため21日に来日した。広島市を訪れるのは今回が初めてという。(永山啓一)

(2019年11月25日朝刊掲載)

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