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大林監督迎え作品多彩 広島国際映画祭が開幕

 広島国際映画祭2019が22日、広島市中区のNTTクレドホールを主会場に始まった。尾道市出身の大林宣彦監督を特別ゲストに迎え、平和などをテーマにした多彩な作品を上映する。24日まで。

 同ホールで開幕式があり、大林監督たち約30人のゲストが登壇した。同映画祭の部谷京子代表が「広島に寄り添う映画祭を楽しみましょう」とあいさつ。開幕作品として、戦時下の呉市などを舞台にした「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」が先行上映され、片渕須直監督と登場人物の声を演じたのんさん、岩井七世さんがトークを繰り広げた。

 23日は短編6作品が競うコンペティション部門などがあり、24日はことしの「ヒロシマ平和映画賞」に決まった大林監督の新作「海辺の映画館―キネマの玉手箱」の先行上映と、授賞式がある。(西村文)

(2019年11月23日朝刊掲載)

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