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原発安全協定に意欲 出雲市長 2期目スタート

 島根県出雲市の長岡秀人市長は2期目の任期が始まった17日、同市役所で会見した。島根原子力発電所(松江市鹿島町)について、中国電力との立地自治体並みの安全協定締結に意欲を示した。

 安来市、雲南市も同様の協定を求めているが、長岡市長は「(島根原発の)周辺自治体だけで実現は難しい。全国の自治体と連携して実現したい」と語った。

 出雲市に原発事故時の対策拠点となるオフサイトセンターの緊急時代替施設を置く県の方針については「原子力災害への備えとして歓迎する」と述べた。常設型の住民投票制度を盛り込んだ自治基本条例の制定や行財政改革、若者定住に向けた多様な働き口の確保にも意欲を示した。

 長岡市長は7日告示の市長選で、無投票で再選した。(土井誠一)

(2013年4月18日朝刊掲載)

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