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上関埋め立て 免許延長反対の集会 山口で4団体 菅元首相らデモ行進

 中国電力の上関原発(山口県上関町)建設計画の公有水面埋め立て免許の延長問題で、「原発に反対する上関町民の会」など4団体は21日、山口市内で集会を開いた。山本繁太郎知事が3月上旬に判断を1年程度先送りしたことに抗議し、免許の不許可を求めた。

 支持者約300人が参加した。足立修一弁護士らが埋め立て免許をめぐる現状と課題などについて講演。原水禁県民会議の桝本康仁事務局長が「住民の安全を確保する最善の方法は原発を造らないことしかない。上関原発建設計画の中止を求め闘う」と宣言を読み上げ、採択した。

 集会後、菅直人民主党最高顧問や谷岡郁子みどりの風代表らも加わり中心商店街など約1・5キロをデモ行進。「原発いらない」などと声を張り上げた。

 その後の会見で、菅氏は「原発政策や上関原発をストップできるか、安倍晋三首相が強引に推進してくるかという岐路にある」と指摘。谷岡氏は「山口から原発は必要ないという脱原発維新の時代を」と訴えた。(藤田龍治)

(2013年4月22日朝刊掲載)

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