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原発作業員の被曝実態紹介 中区で講演会

 原発で働く作業員の取材を約40年間続ける報道写真家、樋口健二さん(76)が21日、広島市中区の原爆資料館で講演した。作業員が被曝(ひばく)しながら働いているとして「弱者が犠牲になる構図は許されない」と訴えた。

 樋口さんは、原発内部の点検作業の様子や健康被害を訴える元作業員を写真で紹介。「電力会社ではなく、下請け、孫請け会社の社員が危険にさらされている」と強調した。

 市民団体「上関原発止めよう!広島ネットワーク」(佐伯区)が主催し、約130人が聞いた。

(2013年4月22日朝刊掲載)

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