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「プルサーマル推進を」 初登庁で松浦松江市長

 21日投開票の島根県松江市長選で3選された松浦正敬市長は23日、初登庁後の会見で、中国電力島根原子力発電所(同市鹿島町)2号機のプルサーマル計画について「資源の再利用の点で優れたやり方。是非進めてほしい」と推進する姿勢を示した。

 原発の使用済み核燃料から取り出したプルトニウムとウランを混ぜた燃料(MOX燃料)を2号機で燃やす計画。市は2009年、実施に同意した。しかし福島第1原発事故を受け、先行き不透明となっている。

 松浦市長は福島の3号機に導入されていたことを挙げ「(事故に)プルサーマルの影響があったのか国の見解を明確にしてほしい」と指摘した。

 また、「地震の多い日本の特徴を踏まえた基準が必要」とも述べ、選挙期間中に訴えた島根原発への「世界最高水準の安全基準の適用」を国に働き掛ける考えを示した。(川上裕)

(2013年4月24日朝刊掲載)

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