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8・6平和宣言 被爆体験など公募 広島市 来月15日から

 広島市は、8月6日の平和記念式典で市長が読み上げる平和宣言に盛り込む被爆者の被爆体験や平和への思いを5月15日から公募する。

 「心身の傷や差別、偏見に苦しみながら、広島の復興を支えてきた被爆者の姿」をテーマに募る。公募は3年連続。ことしは「黒い雨」を浴びたり、復興に携わったりした体験まで対象を広げる。

 市の被爆体験に関する懇談会が引用する体験談を選考。それを参考に、松井一実市長が7月中旬から下旬にかけて宣言を起草する。

 2011年は寄せられた73点から2点、12年は28点から3点を引用した。採用しなかった体験談も含めて冊子にまとめ、市立中学、高校に配った。

 区役所や公民館、市ホームページで入手できる応募用紙を添え、郵送やファクス、電子メールで市平和推進課に提出する。締め切りは6月10日(必着)。同課Tel082(242)7831。(岡田浩平)

(2013年4月27日朝刊掲載)

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