ニュース

　平和首長会議（会長・松井一実広島市長）が「平和なまち」をテーマに国内外の加盟都市の子どもたちに参加を募った絵画コンテストの入賞作が決まり、広島県内からは基町小６年原詩音さん（１２）＝広島市中区＝が優秀賞に選ばれた。

　原さんは、多様な民族の人たちの手が平和のシンボルのハトを囲む様子や、ビルが立ち並び緑豊かな街の風景を絵の具やマーカーペンで描いた。市役所であった表彰式で原さんは「人々が平和のために協力しあう心を持ってほしいという願いを込めた」と話した。

　コンテストは６～１０歳、１１～１５歳の２部門からなり、イタリアやフィリピンなど２１カ国７０都市から計２８２９点が集まった。最優秀に当たる会長賞はイランのキアナ・ボルドバルさん（１０）の作品で、世界各地の民族衣装を着た母親が手をつなぎ、周りで子どもたちが遊ぶ姿を描いている。

　平和首長会議が、若者の平和教育の充実を図ろうと２０１８年度から開催。入選作も含めた計１２点を同会議のホームページに掲載している。（新山京子）

（２０２０年１月２０日朝刊掲載）