×

ニュース

地上イージス 27日に初検証 萩市の有識者会議

 地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の陸上自衛隊むつみ演習場(萩市、山口県阿武町)への配備計画を巡り、萩市は山口大などの研究者による有識者会議の初会合を27日に開く。同演習場を「適地」とする国の調査結果が妥当かを独自に検証する。

 山口大大学院の堀田昌志准教授(電磁波工学)や松田博特命教授(地盤工学)、中央大の山田正教授(水文学)たち5人で構成。国の調査結果が人体や演習場周辺の水環境への影響はないとしたことや安全対策の有効性を検証する。初回は防衛省の担当者を招き、再調査結果の説明と質疑を予定している。

 藤道健二市長は「科学的・技術的な知見でしっかりと議論してもらいたい。防衛省には調査データの提供などで誠実に対応してほしい」とのコメントを出した。

(2020年1月23日朝刊掲載)

年別アーカイブ