×

ニュース

核廃絶の旅 秋葉氏語る

 秋葉忠利前広島市長(70)の講演会が28日、広島市中区の原爆資料館東館地下であった。「ヒロシマの存在は世界で重い」と述べ、被爆地の役割の大きさを強調した。

 「世界一周・核廃絶の旅」をテーマに話した。ベルリンやニューヨークなど各地で講演や会議に出ている近況を紹介。核兵器廃絶に向けて「あらゆる都市で、戦争の体験を忘れず引き継いでいく必要がある」と話した。

 核拡散防止条約(NPT)再検討会議の準備委員会で、核兵器不使用を求める共同声明に賛同しなかった日本の姿勢を批判。「8・6には世界が広島に注目する。インターネットや署名活動で核廃絶を訴えよう」と呼び掛けた。

 8・6ヒロシマ平和の夕べ実行委員会の主催。西区の久保田圭二さん(70)も、原爆で両親を失った経験などを語った。

(2013年4月29日朝刊掲載)

年別アーカイブ