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善意届け 福島支援バザー 中区でFF期間中 市民グループ開く

 福島第1原発事故の影響が続く福島県の被災者を支える、広島のグループ「メイプリー」が、ひろしまフラワーフェスティバル(FF)期間中の3~5日、広島市中区で初のバザーを開く。収益は、福島の親子を広島に招くサマーステイなどの活動に役立てる。

 メイプリーは、会社員や主婦たちでつくっている。バザーは連日午前9時~午後3時、小町郵便局で開く。洋服、バッグ、食器、タオルなど2千点以上を並べる。

 原発事故後、福島の親子を宮島(廿日市市)に泊め、リフレッシュしてもらっている。交流イベントなども開き、参加者が古里に帰った後も電子メールのやりとりを続ける。食べ物や遊び場を選ぶのに悩み、健康不安も根強い被災者。継続して寄り添う必要性を感じ、新たにバザーを企画した。

 小町郵便局の隣では、親交のある福島県郡山市出身の女性起業家たちが、特産の会津木綿を使ったピアスの販売もする。メイプリーの森川幸智子顧問は「福島の問題に社会が無関心であってはいけない。バザーで支援を考えるきっかけを広げたい」と話している。(野田華奈子)

(2013年5月1日朝刊掲載)

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