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米軍機?が低空飛行 作木や君田などの上空

 30日午後1時55分ごろ、米軍のFA18ホーネット戦闘攻撃機とみられる1機が、広島県三次市作木町や君田町などの上空を低空で飛んだ。市は高度が低いことや、小学校上空を飛んでいることを問題視し、県を通じて中国四国防衛局に事実関係を照会する。

 米軍機らしき飛行機が真上を飛んだ作木小では、雷のような音がしたという。市作木支所の近くを車で走っていて目撃した男性(63)は「谷筋に飛んできて急上昇した。地上から100メートルを切る低さ。超低空で許せない飛行だ」と憤る。

 また温泉施設のある君田町の道の駅では、利用者でにぎわう駐車場からも機体が肉眼ではっきりと見え、山際ぎりぎりの地点を飛び去った。

 いずれも飛行時間が近く、同じ機体が君田から布野を経て作木に向かったとみられる。日米合同委員会の合意では、学校や病院上空の飛行について「妥当な考慮を払う」などとしている。(桜井邦彦)

(2013年5月1日朝刊掲載)

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