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慰安婦の漫画 作者招き集い 23日中区

 従軍慰安婦の半生を描いた韓国漫画「草」の作者を招いた集いが23日午後2時から、広島市中区の市男女共同参画推進センター(ゆいぽーと)である。市民団体「日本軍『慰安婦』問題解決ひろしまネットワーク」などが企画した。

 2017年に発刊された「草」は、元慰安婦が集まるソウル郊外の施設「ナヌムの家」で暮らす李玉善(イオクソン)さんが主人公。植民地支配を受けた農村部の女性たちの暮らし、慰安婦になった経緯や苦難を描き、米紙ニューヨーク・タイムズは19年の「ベスト・コミック」に選んだ。英語や仏語などにも翻訳されている。

 集会では、作者キム・ジェンドリ・グムスクさんと日本語訳を担った都築寿美枝さんが作品に込めた思いを語る。同ネットワークの岡原美知子事務局長は「若者たち幅広い世代が現代に続く慰安婦問題を知るきっかけにしたい」と話す。

 資料代500円(大学生以下の学生は無料)。集会は24日午後2時から福山市の市民参画センターでもある。同ネットワークの土井共同代表☎090(3632)1410。

(2020年2月25日朝刊掲載)

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