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2013ひろしまFF 世界の華 共感 

未来志向 ブース再開 広島YMCA

 広島YMCA(広島市中区)は平和公園ブロックで約10年ぶりにブースを開いた。創立75周年を迎え、ことしからさらに力を入れる平和な未来をつくる活動の第一歩をFFで刻んだ。

 訪れた親子連れたちは、東日本大震災の被災地復興への願いを込めながら折り鶴をつくった。目標は3千羽で、8月6日から仙台市で始まる仙台七夕まつりなどに届ける。

 ブースではほかに、岩手県宮古市の仮設住宅に暮らす人々への支援を写真展示で報告。元安川で8月6日にある灯籠流しの灯籠に貼る絵やメッセージを書くコーナーも設けた。

 広島YMCAは1938年に設立された。49年には被爆者の証言集を出版。その後も平和記念公園の「原爆の子の像」の建設運動を推進するなど、平和活動を続けている。

 ブースを訪れた東広島市の中学1年平野愛巳さん(12)は「折り鶴で、被災者を少しでも励ましたい」と手を動かしていた。(今井直樹)

(2013年5月5日朝刊掲載)

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