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平和大行進が東京を出発 8月4日に広島着

 核兵器廃絶を訴えて全国11コースを歩く「平和大行進」(日本原水協など主催)の第1陣が6日、東京・夢の島を出発した。原爆投下から68年目の夏を迎える被爆地広島に8月4日の到着を目指し、平和を願う輪を広げる。

 夢の島公園の第五福竜丸展示館前であった出発集会には、平和団体などから約900人(主催者発表)が参加。初めて行進に参加する東京都八王子市の村田澄男さん(65)が「定年退職し、新たな気持ちで広島まで歩き続ける。皆さんの思いを届ける」と意気込みを述べた。

 第1陣はこの日、港区までの12キロを歩いた。「核兵器も原発もいらない」などと書いたのぼりを掲げ、エネルギー政策の転換も訴えた。銀座では都内在住の被爆者15人が合流し、被爆体験をマイクで沿道に語り掛けた。

 ことしで56回目。6日は北海道・礼文島から東京を目指す一行も出発した。各地からも順次、行進団がスタートする。(藤村潤平)

(2013年5月8日朝刊掲載)

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