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反オスプレイ 3県民連携 広島・山口・島根 12日に新組織

 米海兵隊岩国基地(岩国市)の機能強化に反対する広島、山口、島根3県の市民団体のメンバーや弁護士たち27人が12日、「オスプレイの配備と米軍機低空飛行を許さない市民ネットワーク」を設立する。垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの国内配備の撤回や低空飛行訓練の中止を求めて活動する。

 市民団体「ピースリンク広島・呉・岩国」世話人で、ネットワークの事務局長に就任する新田秀樹さん(49)=廿日市市=たちが8日、広島県庁で記者会見して設立を発表した。呼び掛け人の8人は、広島市中区の繁華街でネットワークの活動を紹介するビラを配った。

 きっかけは、昨年7月に岩国基地へ陸揚げされ、同10月に米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に配備されたオスプレイ。各地の市民団体が本土訓練の実施を懸念し、抗議活動に取り組む中で「これまでの枠を超えた活動が必要」との声が上がり、設立につながった。12日に三次市で結成集会を開く。

 新田さんは「党派や地域にかかわらず、市民が連携できる組織にしたい」と話している。(野崎建一郎)

(2013年5月9日朝刊掲載)

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