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59年の米軍機墜落事故題材 沖縄基地問題 映画で問う あすから

 1959年6月に沖縄県石川市(現うるま市)で死者17人を出した米軍機墜落事故を題材に基地問題を描いた映画「ひまわり~沖縄は忘れない あの日の空を~」が11日から、広島市西区の横川シネマで上映される。

 米軍機は小学校の校舎に墜落し、児童11人、周辺住民6人が死亡した。映画の舞台は2012年の沖縄。墜落事故で友人を失った初老の男性が、基地問題に興味を持ち平和の大切さを訴える孫の姿を見て心を開く様子を描く。主演は長塚京三。NHK連続テレビ小説「あまちゃん」でヒロイン役の能年玲奈も出演している。

 広島沖縄県人会や労働組合などでつくる広島上映実行委員会の松村節夫委員長(63)は「沖縄の人が抱える苦悩や平和への思いを感じてほしい」と話す。

 上映は11~17日は午前10時半から、18~31日は午前10時半と午後6時半から。1500円(前売り1200円)、60歳以上と中学生~大学生千円、小学生500円。広島映画センターTel082(293)1119。(山本乃輔)

(2013年5月10日朝刊掲載)

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