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■記者　森田裕美

　広島市は、市のホームページ（ＨＰ）から印刷して作れるミニガイド本「ポケット版ヒロシマ平和情報」に「年表編　戦後の主なできごと」を追加した。戦後の世界の核情勢や被爆者運動、核兵器廃絶を求める取り組みの推移を八ページにわたり掲載した。

　ミニガイド本のインターネット上の公開は、被爆地の案内などに広く活用してもらうのが目的。市は昨年８月から、原爆被害の概要や平和記念公園（中区）内の慰霊碑などを紹介した日本語版を、１２月からは英語版も公開してきた。観光案内の関係者から、より詳しい情報を求める声が寄せられたのを受け「年表編」も加えた。

　市のＨＰの「原爆と平和」からアクセスする。Ａ４判の用紙に印刷して切れ目を入れ、折り畳めばポケットサイズになる。市は今後、言語の数やテーマ別の情報を増やす方針である。

（２００９年４月７日朝刊掲載）

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