×

ニュース

HICAREのHP一新 ヒロシマ医療を発信 医学書要約版を公開

 広島県や広島市、広島大など10機関でつくる放射線被曝(ひばく)者医療国際協力推進協議会(HICARE)は10日、ホームページ(HP)をリニューアルした。レイアウトを見やすくし、被爆者医療をまとめた医学書の要約版の公開を始めた。

 HPのトップ画面には、被曝医療を学ぶ研修医の受け入れなど、事業概要や活動実績を紹介するメニューを分かりやすく配置した。

 昨年3月にHICAREが発刊した「原爆放射線の人体影響改訂第2版」(416ページ)の要約版(40ページ)を、HP一新に合わせて作成。被爆者の臓器別の発がんリスクなど健康影響を解説する内容で、英訳の掲載の準備も進めている。

 HPは2005年度に開設。「掲載内容の更新が遅い」「知りたい情報が探しにくい」などの指摘が寄せられ、400万円をかけてリニューアルした。アドレスはhttp://www.hicare.jp/(岡田浩平)

(2013年5月11日朝刊掲載)

年別アーカイブ