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原発事故時「松江市役所機能は西に移転」 市長意向 出雲市内を念頭か

 島根県松江市の松浦正敬市長は10日の記者会見で、中国電力島根原子力発電所(同市鹿島町)で事故が起きた際の市役所機能の移転先について「西側を第一に考えるべきだ」と述べた。同市西隣の出雲市内が念頭にあるとみられる。

 松浦市長は「中途半端に10キロ、20キロに構えても意味がない」とし、移転先の検討は、原発30キロ圏外の他市に協力を求めることが中心になると説明した。

 県が県出雲合同庁舎(出雲市)にオフサイトセンターの代替施設を設ける方針を示していることにも触れ、「県と連携しないといけない。近い所にあった方が望ましい」と語った。さらに「風向きを考えると、確率的に西側を第一の候補に考えるべきだと思う」とした。(土井誠一)

(2013年5月11日朝刊掲載)

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