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96条の先行改正あらためて反対 広島で細野氏

 民主党の細野豪志幹事長は12日、国会が憲法改正を発議する要件を緩和する96条の先行改正に関し「認め難い」と述べ、夏の参院選で反対を訴える考えをあらためて示した。街頭演説などのために訪れた広島市中区で記者団の質問に答えた。

 細野氏は、発議要件を衆参両院の3分の2以上から過半数に引き下げるとする自民党の憲法改正草案を批判。「立憲主義をないがしろにする。国家主義が前面に出て、国家が国民を支配する形になっている」と強調した。

 同じく先行改正を主張する日本維新の会にも「共同代表が核武装に言及している。民主党と真っ向から対峙(たいじ)する勢力だ」と指摘。対決姿勢を鮮明にした。

(2013年5月13日朝刊掲載)

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