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反オスプレイで新組織 広島・山口・島根から90人 各県の情報収集など確認

 山口県岩国市の米海兵隊岩国基地の機能強化に反対する市民団体のメンバーや弁護士たちが12日、「オスプレイの配備と米軍機低空飛行を許さない市民ネットワーク」の結成集会を広島県三次市で開いた。広島、山口、島根県などから賛同する約90人が集まった。

 ネットワークの事務局を広島市中区に置き、広島、山口、島根県を中心に自治体を回って低空飛行の情報を収集することを決めた。さらに、国への抗議行動も視野に入れる。

 集会では、米軍機の低空飛行ルートや訓練空域の下にある三次市や島根県邑南町などの団体の関係者が、軍用ジェット機による爆音を伴う急上昇や降下などの実態を報告した。

 27人いる呼び掛け人の一人で在日米軍の監視団体リムピース共同代表の田村順玄・岩国市議(67)は、岩国基地が垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの低空飛行訓練の拠点になる危険性を指摘。「反対の声を強めたい」と主張した。(桜井邦彦)

(2013年5月13日朝刊掲載)

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