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米学生 被爆の実態学ぶ 広島・長崎講座 12人が平和公園訪問

 米インディアナポリス大の学生12人が12日、広島市中区の平和記念公園を訪れ、被爆の実態を学んだ。15日までの日程で原爆資料館(中区)の見学や被爆者の証言も聞き、平和の尊さを考える。

 一行は、資料館のピースボランティアの案内で、被爆アオギリや原爆の子の像、原爆ドームを見て回った。原爆慰霊碑の前では「多くの人が水を求めて亡くなったため、慰霊碑北側に平和の池がある」との説明を受け、黙とうをささげた。

 3年のジョシュア・マクマーンさん(21)は「一つ一つの慰霊碑に被爆の悲しみや平和の願いが込められている。滞在中に平和を保つ方策を学びたい」と話していた。

 広島、長崎両市が国内外の大学に開設を働き掛けている「広島・長崎講座」の一環で、同大が広島を訪れるのは2010年、12年に続いて3回目。17~19日は長崎を訪れる。(石井雄一)

(2013年5月13日朝刊掲載)

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