×

ニュース

折り鶴から再生 画用紙を使用 母親の似顔絵 フジが表彰式

 母の日の12日、スーパーのフジ(松山市)は、中四国地方の直営87店で子どもが描いた母親の似顔絵の表彰式を開いた。広島市内の一部の7店は、募集用の画用紙に初めて平和記念公園(広島市中区)の原爆の子の像にささげられた折り鶴の再生紙を使った。

 335作品を飾ったフジグラン広島(同)では、最優秀賞の佐々木詩(うた)ちゃん(3)=南区=たち受賞者25人が、吉田勇夫店長から表彰状を受け取った。折り鶴から再生した画用紙の似顔絵には笑顔で温かいまなざしが目立った。

 フジは、子どもが似顔絵制作で深める親への感謝に平和への願いも重ねてもらおうと、広島市内の7店で再生紙を採用、約1200点の応募があった。7店は市の後援も得て、広島市長賞を新設。募集中の父の似顔絵の画用紙にも使っている。(山本賢二朗)

(2013年5月13日朝刊掲載)

年別アーカイブ