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補助金再開求め行進 広島市中区、朝鮮学校関係者

 広島朝鮮初中高級学校(広島市東区)に通う子どもや保護者が12日、同校を運営する広島朝鮮学園への補助金を県と市が取りやめたのを受け、中区で交付再開を求める行進をした。

 約500人が参加。「朝鮮学校を廃校にしないで」「国際平和都市に差別はいらない」と書いたのぼりを掲げ、平和大通りや国道54号など約3キロを歩いた。生徒は民族楽器の演奏に合わせて踊り、「共生をしよう」と声を張り上げた。

 県と市は2012年度、授業料軽減分や学校運営費などの補助金計2121万円を出す計画だったが、北朝鮮の核実験などで交付を見送り、13年度は予算化しなかった。同学園理事会の諸〓賢(チェガルヒョン)総務部長は「草の根で補助金再開の機運を高めたい」と話していた。(桑田勇樹)

(2013年5月13日朝刊掲載)

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