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未来を模索 若者の姿 東京 東ティモール写真展

 東ティモールの暮らしぶりや、未来に向け生き生きと歩む現地の若者たちの横顔を紹介する写真展「僕らが魅せる東ティモール」が15日、東京・新宿のギャラリーで始まった。

 東ティモールは2002年にインドネシアから独立した。写真展は駐日大使館が主催。市場や祭りなどを収めた色鮮やかな約280枚が並ぶ。

 中でも、非行に走る可能性がある若者たちを支援する平和推進プログラムから生まれた写真は印象的だ。初めてカメラに触ったという現地の若者たちが、身近な被写体に目を向ける中で、未来を模索する様子が伝わる。

 東ティモールの写真展は3年前、東京・銀座や、広島市中区の原爆資料館東館で開かれたのに続き2回目。日本東ティモール協会の北原巌男会長(65)は「国の混乱により貧困などもあるが、人々の目は輝いている。その魅力を広く伝えたい」と話している。

 写真展は20日まで。ペンタックスフォーラムTel03(3348)2941。(守田靖)

(2013年5月16日朝刊掲載)

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