×

ニュース

島根原発3号機断念働き掛けを 島根県知事に「緑の党」

 脱原発などを掲げて国政進出を目指す「緑の党」のメンバーが15日、中国電力島根原子力発電所(松江市鹿島町)3号機の増設断念を中電に働き掛けることなどを求める溝口善兵衛知事宛ての要請書を県に提出した。

 松江市民を含む約10人が県庁を訪れ、3号機増設断念と1、2号機廃炉を中電に求める▽原子力防災計画充実と避難区域拡大▽原子力規制委員会に厳格な基準策定を求める―など8項目の要請書を県防災部の岸川慎一次長に手渡した。

 岸川次長は「県も原発の安全確保を第一に考えている」として、国に福島原発事故の原因究明と新しい規制基準を求めていることなどを説明した。

 党の全国キャラバンの一環。夏の参院選で、比例代表を中心に10人の候補擁立を目指す方針。

(2013年5月16日朝刊掲載)

年別アーカイブ