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6・7月に北米の被爆者健診 広島県が医師ら派遣

 広島県は17日、米国4都市で6、7月の2回に分けて北米に住む被爆者の健康診断を実施すると発表した。委託を受けた広島県医師会が、医師と事務職員計21人を派遣する。隔年で続けており、今回で19回目。

 第1陣の健診団が6月26日~7月8日にロサンゼルスとホノルルを、第2陣が7月17~31日にサンフランシスコとシアトルを訪問。健康診断をしたり、日本での治療の相談を受けたりする予定で、計350人の受診を見込む。同じ4都市を訪れた前回の2011年は378人が受診した。

 総団長を務める同医師会の豊田秀三副会長は「現地で高齢化した被爆者や被爆2世の声をしっかりと聞き、国などへの要望に反映させたい」と話している。

(2013年5月18日朝刊掲載)

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