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竹島の領有権 早期確立要望 国に島根知事

 島根県の溝口善兵衛知事は17日、内閣府などを訪れ、日韓両国が領有権を主張する竹島(韓国名・独島(トクト))の領有権の早期確立を要望した。

 山本一太領土問題担当相と面会し、要望書を手渡した。要望書では、政府が2月に新設した領土・主権対策企画調整室を中心に、国際社会への情報発信を積極的に展開すべきだと強調。国境にある離島に対し、従来の離島振興策とは異なる特別な支援措置を求めた。

 面会は冒頭を除いて非公開。終了後、溝口知事は「大臣から4月に設置した領土問題に関する私的懇談会の提言を踏まえて取り組みたいとの発言があった。期待したい」と述べた。

 溝口知事は16日に上京。来年度の国の予算編成に先立ち、17日までに国土交通省など12省庁に要望書を提出した。

(2013年5月18日朝刊掲載)

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